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糖の種類によって異なる吸収される仕組み


糖は色々な種類がある

糖の種類 血糖値を上げる主な原因は「糖」の摂取ですが、実はその糖には様々な種類があるのはご存知ですか?

「糖」というとお菓子や料理に使われる砂糖を思い浮かべがちですが、私たちが主食としているご飯やパンなどの炭水化物は多量の糖質と食物繊維で構成されていますし、糖自体も単糖類や二糖類、三糖類、多糖類など様々あり、これらは体で吸収されるまでの過程が異なります。

「どっちにしても糖であることに変わりはないんでしょ」と感じる方もいるかもしれませんが、糖の種類や吸収に至るまでの過程を知っておくと血糖値の上昇をコントロールすることに役に立つのです。

糖尿病やダイエット中の人はぜひ知っておくべき糖の種類について詳しく見ていきましょう。

糖の種類とは

では具体的に糖の種類を見ていきましょう。

■単糖類

単糖類は糖の最初単位でありブドウ糖(グルコース)や果糖(フルクトース)がそれにあたります。

私たちが摂取した炭水化物などの糖は口から胃、十二指腸を通りながら徐々に分解され小腸で最終的な分解・吸収が行なわれ、小腸で吸収できる糖は単糖類であるブドウ糖や果糖のみとなっています。

ご飯やパンなどの炭水化物や砂糖などは最終的にブドウ糖や果糖になりますが、これらを多く含む食品として清涼飲料水や果物が挙げられ、これらは吸収が早いため摂取すると急激に血糖値が上ります。

そのためインスリン注射などによって低血糖の兆候が見られる場合はブドウ糖を多く含む清涼飲料水を摂ることが推奨されています。

■二糖類

二糖類はその名のとおり単糖が2つ結びついたもので、乳糖(ラクトース)や麦芽糖(マルトース)、ショ糖(スクロース)などに代表され、小腸でブドウ糖や果糖に分解され細胞内に吸収されます。

乳糖は牛乳など乳製品に多く含まれ、ブドウ糖と果糖が結びついたショ糖は砂糖の主成分ですのでお菓子や料理など様々なものに用いられます。

■三糖類

三糖類はマルトトリオースやメレジトースなどいくつかの種類があるもののあまり一般的ではなく、あえて言うなら3つ以上の糖が結びついているオリゴ糖類くらいでしょうか。

■多糖類

多糖類は10以上の糖が結びついたもので、穀物やイモ類などに含まれる「でんぷん」や、私たち人間などの動物の筋肉に含まれる「グリコーゲン」があります。

体内に取り込まれたでんぷんは口腔の唾液や十二指腸などで消化・分解され最終的に小腸でブドウ糖などの単糖類にまで分解されて吸収されます。

■糖は単糖類、二糖類、多糖類など結びついた糖の量で複数の種類に分類
■糖はブドウ糖や果糖など単糖類になってはじめて小腸で吸収される

糖尿病に役立つ糖の種類の知識

上では糖の種類について取り上げてきましたが、これがなぜ糖尿病対策に役立つのかというと、小腸で吸収されるのは単糖類だけだからです。

食生活の中で血糖値の上昇を抑える方法としては糖尿病治療に用いられる厳しいカロリー制限が必要な食事療法、糖質を摂取する量を少なくする「糖質制限」がありますが、これ以外の方法として「糖を吸収させづらくする」「糖の分解を阻害する」というものがあります。

まず、糖を吸収させにくくする方法として「食物繊維の摂取」が挙げられ、人間の体では消化することができない食物繊維と糖が絡むことで小腸の糖の吸収を抑制することができます。

食物繊維を多く摂取するにはごぼうなどに代表される食物繊維を多く含む野菜やオールブランなどの主原料であるえん麦や玄米を多く摂取するなどの工夫が必要になります。

次に糖の分解を阻害して吸収させにくくする方法では、小腸で糖の分解を行なう「α-グルコシダーゼ」という酵素の働きを阻害します。

α-グルコシダーゼの働きを阻害すると小腸が吸収できる糖の最小単位である単糖類にまで分解されることを防ぐことができるため、結果体内に取り込まれる糖を抑制し血糖値の上昇を抑えることができ、α-グルコシダーゼ阻害薬など糖尿病の治療薬などにもこの考えが使われています。

α-グルコシダーゼ阻害活性の作用はサラシアや桑の葉などにもあるため、これらは健康食品としても用いられ小林製薬のサラシア100などは特定保健用食品(トクホ)に認定されるなど注目を集めています。

気をつけたいのは、糖の分解を阻害するα-グルコシダーゼ阻害活性の効果はブドウ糖や果糖といった単糖類には効かないため、これらの効果を最大限活かすには清涼飲料水や果物の摂取はほどほどにしたほうがいいかもしれません。

■糖を分解する酵素α-グルコシダーゼの働きを阻害すると高血糖を抑えられる
■食物繊維をしっかり摂取することで糖の吸収を抑制できる

血糖値の上昇を抑制する健康食品

■小林製薬 サラシア100

大手製薬会社である小林製薬のサラシア100は「ネオコタラノール」という特許成分を配合した日本でも数少ないサラシア属植物を使った特定保健用食品(トクホ)です。

それだけにお得な定期コースでも1ヶ月分3,991円と決して安くないものの、大手の製薬会社であることや国が認定するトクホである信頼性の高さを考えれば妥当といえます。

初めての方に限りお試しの15日分が980円と非常にリーズナブルになっていますので、まずはこれでトクホのサラシアを試してみて下さい。


■アグリのしあわせ減糖茶

サラシアはもちろん桑の葉やゴーヤ、アイスプラント(ピニトール)といった血糖値を下げる効果に定評がある素材を10種ブレンドしたお茶。

1袋20包入りが定期コースで1,602円とリーズナブルで、2袋の定期コースの場合はたっぷり飲める上に送料も無料になり、またいつでも休止・中断ができるとあって多くの方が利用しています。


■イヌリンプラス

血糖値を下げる効果のあるイヌリンや菊芋、桑葉、サラシアなどに加えナットウキナーゼの血栓を溶かす作用や乳酸菌の腸内環境改善効果などが見込めるサプリメント。

初回限定で2,980円、2回目以降は4,276円とやや高めの値段設定ながら、成分や効果の高さを考えれば納得か。


血糖値を下げダイエット効果もあるSGLT2阻害薬

血糖値降下・ダイエット効果があるSGLT2阻害薬フォシーガ これといった自覚症状がないままじわじわと血管を蝕み続ける糖尿病。それだけに健康診断などで血糖値やHbA1cの高さを指摘されても放置している人は驚くほど多く存在するのが実情。

糖尿病治療は本来であれば食事療法と運動療法を軸に、補助としてインスリン注射や経口薬を用い血糖値を正常値もしくはそれに近い数値での安定を目指します。

そうすることで体重の減少・維持と血糖値・HbA1cの効果が望めるから。しかし現実問題として食事制限や運動療法は決して楽なものではなく、またそれを一生続けなければならないという終わりなき苦行でもあります。

そういった背景に加え、受診するのが面倒くさい、行くたびに医師に「痩せなさい」と言われる…などの理由から病院から足が遠のいている人も多いのではないでしょうか。

しかし、当サイトで口を酸っぱくして述べているように、糖尿病は様々な合併症を引き起こす極めて恐ろしい病気です。血糖値が高い状況はもちろん、糖尿病リスクを高める肥満も放置するべきではありません。

もしどうしても病院に行きたくない場合は、個人輸入代行業者を通じ、日本でも処方されているSGLT2阻害薬「フォシーガ」を購入するという方法も。

SGLT2阻害薬は血液中の糖を積極的に尿と一緒に排出するという画期的な糖尿病治療薬。

従来の経口薬のように細胞内に糖を取り込むインスリンに頼ることなく血糖値を下げられるため、1日250~400kcal相当のダイエット効果があることが複数の臨床試験で実証されています。

それだけに健康な人がダイエット目的で使用する事例が後を絶たないほど。

本来であれば医療機関を受診し、適切な治療と指導を受けたうえで治療薬を処方してもらうべきところ。しかしそれができないようであれば、最低でもフォシーガなどで血糖値や体重の低減を図ってほしいと感じています。

SGLT2阻害薬フォシーガの詳細

糖尿病の治療薬・健康食品

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