血糖値のコントロールは食事の見直しが第一
糖尿病対策の第一歩は食事から
糖尿病を予防・治療する方法は食生活や生活習慣の見直しや適度な運動、薬物療法など様々あれど、最も基本的かつ重要になるのは食生活を見直すことです。
どんなに健康な人でも食後は血糖値が上昇するのは当然の事で、極論を言ってしまえば血糖値を跳ね上げる原因となるのは飲食以外にないからです。
だからといって飲食をしなければ血糖値が極端に下がり問題を引き起こすため血糖値は一定の範囲内にキープする必要があり、糖尿病を患っていない方であれば多少の暴飲暴食くらいなら膵臓から分泌されるインスリンでコントロールしてくれるものの、糖尿病患者の方ではそうもいきません。
それだけに糖尿病の改善・治療には血糖値を上げすぎない食事や食事法が必要となり、それが糖尿病を患っている方や疑いのある方の血糖値コントロールにおける第一歩となるのです。
食生活の改善はメタボの予防・改善にも繋がる
糖尿病の危険因子として真っ先に挙げられるのがメタボリックシンドローム(メタボ)。
このメタボ、端的に言ってしまえば「内臓脂肪型肥満に生活習慣病が伴うもの」で、中年以降の方によく見られるお腹周りに脂肪が付いてデップリしており、かつ高血糖や高血圧、高脂血症などの生活習慣病を併発している状態を指します。
内臓脂肪型肥満は糖尿病の典型的な危険因子で、肥満の方はそうでない方に比べ糖尿病を患う確率は5倍になると言われていますし、高血圧や脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病になってしまう可能性は飛躍的に増大します。
当然ながらメタボは肥満とイコールであるため、食生活の見直し・改善はメタボ改善にも非常に有効で、食事をしっかり管理する事で糖尿病はもちろんメタボによって引き起こされる様々な生活習慣病の予防・改善に繋がります。
食生活の改善は糖尿病をはじめとした生活習慣病やメタボの改善にも繋がるので、糖尿病治療の観点はもちろん長い目で見た健康を手に入れるためにも食事を見直しを検討してみて下さい。
血糖値を下げダイエット効果もあるSGLT2阻害薬
これといった自覚症状がないままじわじわと血管を蝕み続ける糖尿病。それだけに健康診断などで血糖値やHbA1cの高さを指摘されても放置している人は驚くほど多く存在するのが実情。
糖尿病治療は本来であれば食事療法と運動療法を軸に、補助としてインスリン注射や経口薬を用い血糖値を正常値もしくはそれに近い数値での安定を目指します。
そうすることで体重の減少・維持と血糖値・HbA1cの効果が望めるから。しかし現実問題として食事制限や運動療法は決して楽なものではなく、またそれを一生続けなければならないという終わりなき苦行でもあります。
そういった背景に加え、受診するのが面倒くさい、行くたびに医師に「痩せなさい」と言われる…などの理由から病院から足が遠のいている人も多いのではないでしょうか。
しかし、当サイトで口を酸っぱくして述べているように、糖尿病は様々な合併症を引き起こす極めて恐ろしい病気です。血糖値が高い状況はもちろん、糖尿病リスクを高める肥満も放置するべきではありません。
もしどうしても病院に行きたくない場合は、個人輸入代行業者を通じ、日本でも処方されているSGLT2阻害薬「フォシーガ」を購入するという方法も。
SGLT2阻害薬は血液中の糖を積極的に尿と一緒に排出するという画期的な糖尿病治療薬。
従来の経口薬のように細胞内に糖を取り込むインスリンに頼ることなく血糖値を下げられるため、1日250~400kcal相当のダイエット効果があることが複数の臨床試験で実証されています。
それだけに健康な人がダイエット目的で使用する事例が後を絶たないほど。
本来であれば医療機関を受診し、適切な治療と指導を受けたうえで治療薬を処方してもらうべきところ。しかしそれができないようであれば、最低でもフォシーガなどで血糖値や体重の低減を図ってほしいと感じています。
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