血糖値改善のための運動療法・ダイエット
糖尿病治療に欠かせない運動療法
糖尿病は膵臓から分泌されるインスリンが減ってしまう事や、インスリン抵抗性によってインスリンの効き自体が弱まってしまうために血液中のブドウ糖をスムーズに細胞に取り込む事が出来なくなって起こる病気です。
その原因は様々ですが、多くの場合過剰な食事と運動不足が要因となっており、糖尿病治療に運動療法は欠かせない要素となります。
適度な運動を取り入れる事で血液中のブドウ糖を消費し、筋肉量が増える事によって基礎代謝が上がり上手にエネルギー消費が出来るようになります。
また、有酸素運動はインスリンの感受性を高める効果がありインスリン抵抗性によって効きが悪くなってしまったインスリンの効率を高める事も期待出来るのです。
糖尿病の大敵「肥満」はダイエットで解消
肥満である場合、そうでない方に比べ糖尿病のリスクは5倍になるといわれます。
その理由は肥満になるだけの多くの食事を摂っている事に加え運動不足が原因に挙げられ、端的に言ってしまえば「消費カロリーより摂取カロリーの方が多いから」となります。
大量の食事を摂る事によって膵臓はフル稼働でインスリンを分泌する事になり、徐々に疲労してきてインスリンを分泌する能力が落ちてきます。
それに加え肥大した脂肪細胞はインスリン抵抗性となる物質を分泌する事が分かってきており、肥満はインスリン分泌能力の低下とインスリン抵抗性による効きの低下の両面から糖尿病の危険因子となるのです。
それを回避・改善するためには肥満の改善が急務であり、食事と運動の両面から肥満を解消していくダイエットが必要になります。
ここでは糖尿病治療や予防に効果的な運動やダイエットについて詳しく取り上げていきますので、これを参考に健康な体を取り戻して下さい。
血糖値を下げダイエット効果もあるSGLT2阻害薬
これといった自覚症状がないままじわじわと血管を蝕み続ける糖尿病。それだけに健康診断などで血糖値やHbA1cの高さを指摘されても放置している人は驚くほど多く存在するのが実情。
糖尿病治療は本来であれば食事療法と運動療法を軸に、補助としてインスリン注射や経口薬を用い血糖値を正常値もしくはそれに近い数値での安定を目指します。
そうすることで体重の減少・維持と血糖値・HbA1cの効果が望めるから。しかし現実問題として食事制限や運動療法は決して楽なものではなく、またそれを一生続けなければならないという終わりなき苦行でもあります。
そういった背景に加え、受診するのが面倒くさい、行くたびに医師に「痩せなさい」と言われる…などの理由から病院から足が遠のいている人も多いのではないでしょうか。
しかし、当サイトで口を酸っぱくして述べているように、糖尿病は様々な合併症を引き起こす極めて恐ろしい病気です。血糖値が高い状況はもちろん、糖尿病リスクを高める肥満も放置するべきではありません。
もしどうしても病院に行きたくない場合は、個人輸入代行業者を通じ、日本でも処方されているSGLT2阻害薬「フォシーガ」を購入するという方法も。
SGLT2阻害薬は血液中の糖を積極的に尿と一緒に排出するという画期的な糖尿病治療薬。
従来の経口薬のように細胞内に糖を取り込むインスリンに頼ることなく血糖値を下げられるため、1日250~400kcal相当のダイエット効果があることが複数の臨床試験で実証されています。
それだけに健康な人がダイエット目的で使用する事例が後を絶たないほど。
本来であれば医療機関を受診し、適切な治療と指導を受けたうえで治療薬を処方してもらうべきところ。しかしそれができないようであれば、最低でもフォシーガなどで血糖値や体重の低減を図ってほしいと感じています。
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