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高血糖によって起こる喉の渇きや頻尿


  糖尿病が進むと異常に喉が渇く場合も

高血糖で引き起こされる症状糖尿病はある程度症状が進行しないと基本的にこれといった自覚症状がなく、しかしだからこそ軽く見られがちで知らない間にジワリジワリと体を蝕んでいきます。

正常とされる空腹時血糖値110mg/dl以上の血糖値であっても多少オーバーしているくらいならこれといった症状は出ず、これを大幅に超えるようになると初めていくつかのサインが出るようになってきます。

そんな糖尿病のサインのひとつが強い喉の渇きと頻尿です。

高血糖による合併症以外の影響としてもっとも起こりえる喉の渇きや頻尿、具体的にどういったものなのでしょうか?

  高血糖によって起こる喉の渇きや頻尿

糖尿病がもたらす高血糖は端的に言ってしまえば「血管に大きなダメージを与える」という性質のものなので、その結果が様々な合併症となって表れるのですが、それは「目に悪い」「腎臓の機能を低下させる」という分かりやすくインパクトのあるものを取り上げがち。

しかし高血糖な状態というのは当然ながら血液の中に糖が多い状態を指し、濃い砂糖水を思い浮かべていただければ分かるように健康的な血に比べドロドロとした粘度の高い血になり、これが喉の渇きや頻尿の元となります。

この血糖値が高い糖尿病患者の典型的な自覚症状である「喉が渇く」「頻尿」という症状は血液中の糖濃度を下げるための体の自衛本能とも言うべき症状。

これは高い糖濃度によってドロドロになっている血液が体の水分を奪う事から起きる症状で、それによって体が水分を欲し喉が渇くという仕組みです。

しかし血液がドロドロなのは水分が足りないからではなく高血糖によるものなので血液が細胞から奪った水分はすぐに尿として排出されますが、水分が尿として排出されたからといって血糖値が下がる事はないため喉の渇きは収まらず、「飲んでは出す」を頻繁に繰り返すようになるのです。

この症状は軽い高血糖くらいでは出る事がなく、空腹時血糖値が最低でも170~180mg/dl以上はないと出てこない症状なので、高血糖に由来する喉の渇きは初期症状ではなく危険な状態と見る事ができます。

■高血糖でドロドロの血液は細胞の水分を奪い喉の渇きと頻尿を繰り返す
■高血糖で喉の渇きと頻尿が出た場合、数値はかなり高い状態にある

  糖尿病による喉の渇きや頻尿を防ぐために

糖尿病に由来する多飲や多尿は血糖値が高ければ高いほど起こりやすく、血糖値が200mg/dlを超えるような危険な水準になると多飲多尿が有意に増えてきます。

これを防ぐにはとにかく血糖値を正常な状態に近づける、血糖値を上げない事が重要で、そのためには食事療法や運動療法を適切に取り入れる必要があります。

また、多飲多尿は別の病気が原因で起こっている可能性も考えられますので、「最近妙に喉が渇く・おしっこが近い」と感じている方は糖尿病の有無に関わらず一度医療機関を受診するようにして下さい。

自覚症状が少ない糖尿病において喉の渇きや頻尿という自覚症状が出るという事はそれなりに糖尿病が進んでいる可能性が高く「太ってないから」「症状が出るほどの高血糖なんてありえない」なんてたかをくくらないようにして下さい。

不摂生な生活を送っている方が血液検査を受けたら血糖値が200mg/dlを超えていたなんてザラなので、太っている方は特に注意して下さい。


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