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喫煙が糖尿病にもたらす様々な悪影響


  百害あって一利なしのタバコ

タバコで糖尿病は悪化する 昔に比べると喫煙者はかなり減ってはいるものの、いまだに多くの方が吸っているタバコ。

タバコは「百害あって一利なし」なんて言葉をよく耳にしますが、喫煙は生活習慣病にも大きな影響をもたらします。

それは糖尿病も例外でなく、タバコは確実に糖尿病を悪化させ、また糖尿病を引き起こす要因になります。

「タバコはやめたほうがいい」なんて耳にタコが出来るほど言われている事だとは思いますが、ここでは今一度喫煙の危険性や糖尿病などの生活習慣病との関連を取り上げてみたいと思います。

  タバコはなぜ糖尿病など生活習慣病を悪化させるのか

タバコが生活習慣病に与える悪影響は1つではなく、様々な方面から色々な影響を与え、それが複合して生活習慣病の大きな要因となります。

そんなタバコの悪影響、一つひとつ見ていきましょう。

■血液中の酸素濃度が低下する

タバコの煙には有害物質である一酸化炭素が多く含まれ、それは血管を傷つけます

また、血液を介して体の隅々に酸素を送り届ける役目を担うヘモグロビンとタバコの一酸化炭素が結びつく事で体は酸欠状態に陥り悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が増え動脈硬化を進行させます。

一種の酸欠状態に陥り体は必死に赤血球を作ろうとするため「赤血球増加症」の症状を呈し、血液の粘度を高め毛細血管まで血が行き届かなくなり、それでなくても高血糖でドロドロの血がさらにドロドロになるという最悪の状況を作り出します。

■血圧を上昇させる

タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があり、血管が細くなることによって血液の圧が高まり血圧が上昇します。

血管が細くなれば血液の流れは遅くなり隅々まで血が行き渡らなくなると共に、血圧の上昇で血管にダメージを与え動脈硬化の原因になりますし、心筋梗塞や脳卒中のリスクも増大します。

■インスリンの効果を弱め血糖値を上げる

近年の研究で喫煙はインスリンの抵抗性を高め効きを弱めるという結果が出ています。

また、タバコに含まれるニコチンが膵臓のインスリン分泌能力にも悪影響を与えるという研究結果もあり、直接的な糖尿病の要因になりえます。

■ストレスの増大

タバコはストレス解消」なんて言いながら喫煙を正当化している方をよく見かけますが、タバコのリラックス効果は吸っている時のみで、吸っていない時は“タバコを吸いたい衝動”によりストレスを感じています。

「タバコでストレスを解消している」というのは幻想で、実際は非喫煙者より多くのストレスを抱える原因になります。

■喫煙は血液をドロドロにする上に血管を収縮させ血液の流れが悪くなる
■タバコのニコチンによってインスリンの感受性や分泌に悪影響

  喫煙と糖尿病との関連性は大きい

ここまで喫煙が糖尿病などの生活習慣病に与える影響をざっと書いてきましたがいかがだったでしょうか。

細かいところを挙げれば発ガン性物質や肺への影響などもっと多くの要因がありますが、ここでは糖尿病に特化しているので割愛していますがそれでもこれだけの悪影響があり、それは決して無視できるものではありません。

タバコの唯一のメリットだと感じているであろう「ストレス解消」も、実は吸っていない時のストレスを増大させる結果となり、喫煙はどこまで行っても「百害あって一利なし」です。

私自身かつてはタバコを吸っていたので禁煙の辛さはよく分かっていますが、タバコを吸い続ければその辛さなど馬鹿らしくなるくらいの末路が待っている可能性が高くなるのです。

百害あって一利なしのタバコを止める事ができれば、喫煙している時に比べ百利を手にしているという考え方も出来るので、目先の快楽に囚われず将来的なことまで考慮しぜひ禁煙にチャレンジしてみて下さい。(→糖尿病の大敵 タバコを止めるべき様々な理由


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