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栗の渋皮 マロンポリフェノールの効果


栗の渋皮に含まれるポリフェノール

栗の渋皮に含まれるポリフェノール 血糖値を下げる食品としてサラシアやグァバ、桑の葉などは広く知られ、お茶やサプリメントとして様々な商品が販売されていますが、「栗の渋皮」にも同様の効果があることはご存知ですか?

栗の渋皮というと、そのまま食べると文字どおり渋いため「邪魔者」というイメージがあり、栗を調理したり茹でてそのまま食べるときも、多くの場合渋皮を食すことはあまりなく、渋皮も食べるケースというのは渋皮ごと甘く煮て作る渋皮煮くらいでしょうか。

しかしその栗の渋皮にこそ血糖値を下げる成分が豊富に含まれており、糖尿病の人こそ積極的に摂取するべき理由があるのです。

栗の渋皮に含まれる血糖値上昇抑制効果とは

栗の渋皮に含まれる血糖値を下げる成分というのは「プロアントシアニジン」というポリフェノールの一種で、通称「マロンポリフェノール」などとも呼ばれます。

これは糖を分解し小腸で吸収するよう促す「α-グルコシダーゼ」という酵素の働きを阻害し糖の吸収を抑制する効果があり、サラシアに含まれるサラシノールやコタラノール、桑の葉に含まれるデオキシノジリマイシン(DNJ)と同様の効果。

2005年時点でカネボウフーズがプロアントシアニジンによる血糖値のαグルコシダーゼ阻害活性を明らかにしており、その中では血糖値を下げる食品として名高いグァバ葉より高い効果を示しているとされます。

ちなみにこのプロアントシアニジンはブドウの種に含まれることでも知られサプリメントやグレープシードオイルなどにも用いられており、高い抗酸化作用によってアンチエイジングにも積極的に利用されています。

■栗の渋皮に含まれるプロアントシアニジンは糖の吸収を抑制し血糖値下げる
■プロアントシアニジンはポリフェノールの一種で高い抗酸化作用

栗の渋皮を上手に摂取するには

血糖値を下げる効果のある栗の渋皮を上手に摂取するにはどうすればいいのでしょうか?

栗の渋皮を丸ごと食べる料理というのは栗の渋皮煮くらいしか存在しませんが、栗自体に1個30kcalくらいのカロリーがある上栗の渋皮煮になると多量に砂糖を使うため大きさにもよりますが1個50kcalくらいになってしまい、糖尿病の人であれば食べられる数はせいぜい2、3個くらいでしょう。

また、一般的に生の栗は旬である秋にしか流通せず普段の生活の中で栗を食べる機会は多くないため、頻繁に摂取するのは難しいと言わざるを得ません。

そうなってくると栗の渋皮の効果を活用するにはこれを使った商品に頼ることになり、代表的なものはサプリメントになります。

渋皮を使った血糖値対策のサプリメントであればマロンポリフェノールに加え、栗の渋皮同様α-グルコシダーゼ阻害活性による血糖値上昇抑制効果があるサラシアも配合したトリプルメタクリーンが成分的にも価格的もおすすめできるでしょうか。

高血糖によって傷つくことによって動脈硬化になり狭くなってしまった血管は元には戻りません。そうならないためにも血糖値対策は怠らないようにして下さい。




血糖値を下げダイエット効果もあるSGLT2阻害薬

血糖値降下・ダイエット効果があるSGLT2阻害薬フォシーガ これといった自覚症状がないままじわじわと血管を蝕み続ける糖尿病。それだけに健康診断などで血糖値やHbA1cの高さを指摘されても放置している人は驚くほど多く存在するのが実情。

糖尿病治療は本来であれば食事療法と運動療法を軸に、補助としてインスリン注射や経口薬を用い血糖値を正常値もしくはそれに近い数値での安定を目指します。

そうすることで体重の減少・維持と血糖値・HbA1cの効果が望めるから。しかし現実問題として食事制限や運動療法は決して楽なものではなく、またそれを一生続けなければならないという終わりなき苦行でもあります。

そういった背景に加え、受診するのが面倒くさい、行くたびに医師に「痩せなさい」と言われる…などの理由から病院から足が遠のいている人も多いのではないでしょうか。

しかし、当サイトで口を酸っぱくして述べているように、糖尿病は様々な合併症を引き起こす極めて恐ろしい病気です。血糖値が高い状況はもちろん、糖尿病リスクを高める肥満も放置するべきではありません。

もしどうしても病院に行きたくない場合は、個人輸入代行業者を通じ、日本でも処方されているSGLT2阻害薬「フォシーガ」を購入するという方法も。

SGLT2阻害薬は血液中の糖を積極的に尿と一緒に排出するという画期的な糖尿病治療薬。

従来の経口薬のように細胞内に糖を取り込むインスリンに頼ることなく血糖値を下げられるため、1日250~400kcal相当のダイエット効果があることが複数の臨床試験で実証されています。

それだけに健康な人がダイエット目的で使用する事例が後を絶たないほど。

本来であれば医療機関を受診し、適切な治療と指導を受けたうえで治療薬を処方してもらうべきところ。しかしそれができないようであれば、最低でもフォシーガなどで血糖値や体重の低減を図ってほしいと感じています。

SGLT2阻害薬フォシーガの詳細

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