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死因の1位は糖尿病!? 表に出ない隠された数


直接死に繋がらない糖尿病だが…

糖尿病は死因第1位? 糖尿病は血糖値が高い状態が続く病気なので、高血糖のみで見れば直接命に関わることは少ない病気です。

しかし糖尿病の怖いところは3大合併症をはじめとした様々な合併症を引き起こす点で、血管障害である心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすことでも知られています。

糖尿病がもたらす合併症には命の危険があるものも多いため、「糖尿病は影の死因第1位」と呼ばれることもあるほど。

しかし日本においての死因第1位は「悪性新生物(がん)」で、その割合は全体の約3割に上り2位の心疾患(約15%)の倍近い数字となっています。

そんな中にあって糖尿病が死因第1位とはにわかに信じがたいですよね。

日本の死亡原因はどうなっているのか

ちょっとここで日本の死亡原因を見てみましょう。

日本の死亡原因

昭和の中期頃から日本の死因は「がん」「心疾患」「脳卒中」が上位3位を占めていたのですが、近年は高齢化の影響からか肺炎が第3位になっています。

糖尿病は死因の上位には入っておらず、平成26年で見ると糖尿病の死亡数は13,669人で順位は12位前後となっており、がん37万人、心疾患19.6万人、肺炎12万人と比べるとかなり少ない数字と言えるでしょう。

しかし糖尿病は死因上位の病気になるリスクが高まることが知られており、上位の病気には糖尿病によって引き起こされたものが相当数含まれることが予想されるのです。

■糖尿病が直接の死因になることは少ない

糖尿病が死因第1位かもしれない理由

糖尿病の代表的な合併症は「糖尿病性神経障害」「糖尿病性網膜症」「糖尿病性腎症」の3大合併症です。

しかし糖尿病の合併症は3大合併症に留まらず、高血糖によって全身の血管に障害が出ることから死因2位の心疾患や4位の脳卒中のリスクが高まることは広く知られていますが、糖尿病によって心疾患や脳卒中が引き起こされても死因は糖尿病にはなりません

また糖尿病にかかると免疫力が低下し感染症にかかりやすく、また悪化しやすくなり肺炎にかかるリスクや肺炎による死亡リスクが高くなることが分かっており、糖尿病の人はそうでない方に比べ1.75倍肺炎になりやすいと言われています。

死因第1位であるがんとの関係も無視できず、糖尿病にかかると負担が大きくなりがちな肝臓や腎臓、膵臓のがんの発症率は健康な人の2倍前後になり、がん全体で見てもリスクは1.2~1.3倍高くなります。(→がんのリスクが高くなる糖尿病の恐怖

■糖尿病が直接の死因になることは少ない

糖尿病による死亡の定義とは?

ここでふと疑問に感じるのは「糖尿病による死亡の定義」という点ではないでしょうか?

糖尿病が直接の死因となるものは薬物療法やインスリン注射による「低血糖」や、インスリンが極度に不足することによる「糖尿病性ケトアシドーシス」が考えられますが、それ以外に死因が糖尿病となるケースはどんなものがあるのでしょうか?

例えば糖尿病の3大合併症である神経障害や網膜症、腎症による死亡は糖尿病の死因に含まれるのか、糖尿病によって引き起こされる心疾患や脳卒中はどうなのか? など糖尿病の死因の定義がいまいち分かりづらいと感じます。

まず、少なくとも糖尿病の方ががんや心疾患、肺炎、脳卒中などで死亡しても、これが糖尿病による死とされることはありません

糖尿病が死因とされるケースは上でも触れたように糖尿病やその治療による低血糖や1型糖尿病に多い糖尿病性ケトアシドーシス、そして3大合併症などの「糖尿病性~」と付く合併症などに限られます。

しかし3大合併症はどれも進行すると失明や足の切断、人工透析など生活の質を大きく損なうものであるものの、糖尿病性腎症以外は直接命に関わることは少ないため糖尿病が死亡原因になるものは限られると推測されます。

糖尿病は高血糖によって動脈硬化など血管に障害を起こし様々な病を引き起こしますが、動脈硬化を引き起こすものは糖尿病だけではなく様々な要因が考えられるため、実際は糖尿病が大きな要因になっていたとしてもそれを断定するのは難しく、相当数が他の死因に流れていると思われます。

■糖尿病が死因となるケースは低血糖やケトアシドーシス、3大合併症など
■糖尿病が引き起こす様々な病も、糖尿病が原因と断定するのは難しい

糖尿病は隠れた死因第1位なのか

糖尿病が死因の上位を占めるがんや心疾患、肺炎、脳卒中のリスクを有意に高めることは間違いないものの、仮に糖尿病によってそれらの病にかかり死亡したとしても死因は糖尿病とはなりません。

そのため、実際はこれらの死因の中には糖尿病によって引き起こされた、もしくは大きな要因になったケースも多いと見られ、成人の4~5人に1人が糖尿病か糖尿病予備群であることを考えても間違いないでしょう。

ただ、様々な要因によって引き起こされ死に至る病気の中から糖尿病が主な原因としその数を把握することは非常に困難であると言わざるを得ません。

人間の生命を維持する上で絶対に欠かせない血液を全身に送る血管に大きなダメージを与える糖尿病が引き起こす合併症は多岐に渡り、データに現れないものを含めれば糖尿病が死因の第1位かもしれないと言われても不思議ではありません。

1位は言いすぎ」だとしても、厚生労働省が発表する年間14,000人あまりの糖尿病を原因とする死者の数倍に上ることは確実と見られます。

糖尿病にかかっている人はそうでない人に比べ平均で10年ほど寿命が短いこともわかっており糖尿病が生命に大きな影響を与えるのは間違いありません。多くの人が患う身近な病だと油断せずしっかりと予防・治療に取り組むようにして下さい。


血糖値を下げダイエット効果もあるSGLT2阻害薬

血糖値降下・ダイエット効果があるSGLT2阻害薬フォシーガ これといった自覚症状がないままじわじわと血管を蝕み続ける糖尿病。それだけに健康診断などで血糖値やHbA1cの高さを指摘されても放置している人は驚くほど多く存在するのが実情。

糖尿病治療は本来であれば食事療法と運動療法を軸に、補助としてインスリン注射や経口薬を用い血糖値を正常値もしくはそれに近い数値での安定を目指します。

そうすることで体重の減少・維持と血糖値・HbA1cの効果が望めるから。しかし現実問題として食事制限や運動療法は決して楽なものではなく、またそれを一生続けなければならないという終わりなき苦行でもあります。

そういった背景に加え、受診するのが面倒くさい、行くたびに医師に「痩せなさい」と言われる…などの理由から病院から足が遠のいている人も多いのではないでしょうか。

しかし、当サイトで口を酸っぱくして述べているように、糖尿病は様々な合併症を引き起こす極めて恐ろしい病気です。血糖値が高い状況はもちろん、糖尿病リスクを高める肥満も放置するべきではありません。

もしどうしても病院に行きたくない場合は、個人輸入代行業者を通じ、日本でも処方されているSGLT2阻害薬「フォシーガ」を購入するという方法も。

SGLT2阻害薬は血液中の糖を積極的に尿と一緒に排出するという画期的な糖尿病治療薬。

従来の経口薬のように細胞内に糖を取り込むインスリンに頼ることなく血糖値を下げられるため、1日250~400kcal相当のダイエット効果があることが複数の臨床試験で実証されています。

それだけに健康な人がダイエット目的で使用する事例が後を絶たないほど。

本来であれば医療機関を受診し、適切な治療と指導を受けたうえで治療薬を処方してもらうべきところ。しかしそれができないようであれば、最低でもフォシーガなどで血糖値や体重の低減を図ってほしいと感じています。

SGLT2阻害薬フォシーガの詳細

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