上手にストレスを解消する方法を見つける
ストレス解消は糖尿病治療・予防に繋がる
ストレスが糖尿病を悪化させると聞くと少し意外に感じるかもしれませんが、実は深いストレスと糖尿病の関係。(→ストレスが血糖値を上昇させる理由)
我々人間が社会生活を行う上である程度のストレスを感じるのは仕方のないもので、実際そういった常識的な範囲内のストレスでは糖尿病に大きな影響はありません。
しかしそのストレスも“過度”になると高血糖の要因になりますので、ここではその原因について軽く触れてつつ、上手なストレスの解消法についても書いていきたいと思います。
ストレスが糖尿病を悪化させる原因
まず簡単にストレスと糖尿病の関係を見て行きます。
ストレスが糖尿病を発病・悪化させるメカニズムは、強いストレスを受けると交感神経が刺激されアドレナリンが分泌されると共に、「ストレスホルモン」とも呼ばれるコルチゾールというホルモンが分泌されるようになるからです。
それらホルモンはストレスに対抗するためにエネルギー源となる血液中のブドウ糖濃度を高める作用があり、それによって血糖値が上昇してしまうのです。
健康診断などで緊張し血圧が高めに出る方がいらっしゃいますが、緊張状態は交感神経が高まっている状態でもあるので血糖値でも同じような事が起きる場合があり、健康診断の時だけ高血糖を示す人もいるほどです。
それだけに強いストレスは血糖値を上昇させる要因になるのですが、健康な方が一時的に感じるストレスであればそれほど心配する必要はありません。
しかし強いストレスが長期間続くような環境に置かれている場合は健康な方でも高血糖状態が続き、それを下げようと膵臓は多量のインスリンを放出し続ける事になりますから、膵臓の疲弊からインスリン分泌能の低下を経て糖尿病になる恐れがあります。
また、すでに糖尿病を患っている場合は一度血糖値を上げてしまうとなかなか下げられませんから、長時間の高血糖により糖尿病が悪化、動脈硬化を進ませる結果にも。
強いストレスによる暴飲暴食、タバコやお酒の量の増加も無視できず、様々な観点から長時間ストレスに晒される環境では糖尿病リスクを高めてしまうのです。
■ストレスによる暴飲暴食やタバコ、お酒の増加による悪影響も無視できない
ストレスを上手に解消するためには
「ストレス」と聞くと悪者のイメージを抱くと思いますが、例えば運動も体にストレスをかける行為ですし、適度なストレスによる緊張感などは物事を的確に進める上で重要な要素になったりと、必ずしもストレス全てが悪いわけではありません。
ただ、忙しすぎる仕事やノルマ、人間関係の問題などは当然ながら悪いストレスになりますし、これらは往々にして過度なストレスになりがちです。
理想を言えば職場や生活環境を変えこういったストレス元から離れる事がベストであるものの、それらはそう簡単に変えられるものではないため上手なストレス解消法や物事の捉え方自体を変える必要があります。
ストレス解消法には一般的な趣味や入浴、旅行、運動といったものから、質の高い睡眠を取る事や音楽鑑賞、アロマテラピーなど多岐に渡り、人それぞれ何を持ってストレス解消となるかは大きく異なります。
真面目な日本人にはストレスを溜め込み上手に解消できない方も多いと思いますが、糖尿病の改善・予防という観点はもちろん、うつ病や様々な病の元となるストレスを解消する事は健康上非常に重要です。
ここからはストレス解消に焦点を当て様々な解消法を一つひとつ詳しく見ていきますので、自分に合った解消法を見つけストレスを溜め込まないよう心がけて下さい。
血糖値を下げダイエット効果もあるSGLT2阻害薬
これといった自覚症状がないままじわじわと血管を蝕み続ける糖尿病。それだけに健康診断などで血糖値やHbA1cの高さを指摘されても放置している人は驚くほど多く存在するのが実情。
糖尿病治療は本来であれば食事療法と運動療法を軸に、補助としてインスリン注射や経口薬を用い血糖値を正常値もしくはそれに近い数値での安定を目指します。
そうすることで体重の減少・維持と血糖値・HbA1cの効果が望めるから。しかし現実問題として食事制限や運動療法は決して楽なものではなく、またそれを一生続けなければならないという終わりなき苦行でもあります。
そういった背景に加え、受診するのが面倒くさい、行くたびに医師に「痩せなさい」と言われる…などの理由から病院から足が遠のいている人も多いのではないでしょうか。
しかし、当サイトで口を酸っぱくして述べているように、糖尿病は様々な合併症を引き起こす極めて恐ろしい病気です。血糖値が高い状況はもちろん、糖尿病リスクを高める肥満も放置するべきではありません。
もしどうしても病院に行きたくない場合は、個人輸入代行業者を通じ、日本でも処方されているSGLT2阻害薬「フォシーガ」を購入するという方法も。
SGLT2阻害薬は血液中の糖を積極的に尿と一緒に排出するという画期的な糖尿病治療薬。
従来の経口薬のように細胞内に糖を取り込むインスリンに頼ることなく血糖値を下げられるため、1日250~400kcal相当のダイエット効果があることが複数の臨床試験で実証されています。
それだけに健康な人がダイエット目的で使用する事例が後を絶たないほど。
本来であれば医療機関を受診し、適切な治療と指導を受けたうえで治療薬を処方してもらうべきところ。しかしそれができないようであれば、最低でもフォシーガなどで血糖値や体重の低減を図ってほしいと感じています。
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