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感情を抑制せず泣いて笑ってストレス解消


  感情を出してストレス解消

ストレス解消には喜怒哀楽 大人になって仕事を始めるようになると腹が立っても我慢し、笑いたくても笑えない…そんな感情を表に出せない場面が多くなってきます。

同時に忙しさから素直な感情をぶつけられる友人と接する機会も減り、ますます感情を表に出す場面が少なくなってくるでしょう。

そういった感情を出せない状況というのは思いのほかストレスが溜まってしまうものですが、過度なストレスは糖尿病の危険因子であり、糖尿病以外にも体に様々な悪影響を与えます。

ここでは感情をしっかり出す事によるストレス解消について考えてみたいと思います。

  心の底から笑う事で血糖値は下がる

ストレスで糖尿病リスクが上昇する仕組みは、強いストレスによって交感神経が刺激されアドレナリンやコルチゾールというストレスホルモンが分泌され、血液中にエネルギーとなる糖を増やすからです。

一方、心の底から泣いたり笑ったりする事は副交感神経を優位にさせ血糖値を下げる効果があると言われています。

筑波大学の名誉教授である村上和雄氏が2003年に行った糖尿病患者25名を対象にした“笑い”の実験では非常に興味深い結果が残されています。

その実験は2日にわたって行われ、1日目は昼食後に糖尿病のメカニズムについての講義を行い、2日目は同じく昼食後に吉本興業の芸人による漫才を鑑賞するというもの。

1日目と2日目で昼食前と講義・漫才鑑賞後の血糖値の上昇を調べたところ、1日目の講義では昼食前に対し血糖値は平均して123mg/DL上昇したのに対し、2日目の漫才鑑賞では77mg/DLしか上がらなかったというのです。

これはつまらない講義を聴きストレスが溜まる状況と、漫才を見て笑い楽しむ状況では血糖値の上昇に大きな差があったことを実証した調査であると同時に、ストレスや感情といった目に見えないものがいかに体に影響を与えているかを示唆しています。

■ストレスが血糖値に与える影響は予想以上に大きい
■心から笑い楽しむ状況では血糖値の上昇も緩やかになる

  笑いだけじゃない 泣く事もストレス解消になる

感情を表に出してストレスが解消される・血糖値が下がるのは何も笑いだけに留まる話ではなく「泣く」というのも有効な手段となります。

社会生活の中で泣くわけにはいきませんし、大人になると泣く機会というのはほとんど無くなってしまうというのが実情ではあるものの、休みの日などに自宅でゆっくりと感動映画を見てみてはいかがでしょうか。

人によっては「感動映画ごときじゃ泣けない」という方もいらっしゃると思われ、個人的な話をすれば私自身もそういう傾向がありますが、人によって琴線は異なり私の場合は人間のいかにもな感動物にはまったく反応しないものの、動物系のものには弱い傾向にあり、また子供の頃漫画で見たかの有名なドラえもんの未来に帰る回にのび太がジャイアンに向かっていく様にはなぜかジーンとしたものです。

悲しい事があったけど気が済むまで泣いたらスッキリした」なんて人も多いように、泣く事は非常に有効なストレス解消の手段なのです。

■泣く事は有効なストレス解消手段

  素直に感情を出せる場面をいかに作るか

日本人は非常に思いやりのある国民性であるがゆえに過度に感情を押し殺す面も強く、それが災いしてストレスを溜めがちです。

そのためストレス解消の観点から喜怒哀楽をしっかり出す事は有効であるものの、だからといって社会生活でそれを行ってしまっては色々と問題が出てきます。

ですから、仕事が終わった後や休日に気の置けない友人と遊んだり、ゆっくりとくつろぎながらお笑いやコメディドラマ、感動的な映画など心から泣き笑える状況を作るようにしましょう。

中には「テレビとか映画とか見ても泣けも笑えもしない」という方や「そもそも笑顔の作り方を忘れた」という方もいらっしゃると思いますが、そういった方はそもそも“笑う”という事に鈍感になっている可能性があります。

そういった場合は楽しくなくてもとりあえず笑顔(らしきもの)を作ってみて下さい。

笑顔を作るだけでもストレス解消効果があると言われていますし、笑顔の作り方を体が思い出す事で自然と笑えるようなる可能性が高くなりますので、思い出したときに人知れず二マッとしてみて下さい。(傍から見ると怖いけど)


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