SGLT2阻害薬使用によるダイエット
糖尿病の高血糖対策として必ず必要になる食事療法と運動療法。摂取カロリーを抑えつつ適度な運動を取り入れることで肥満を解消・予防しつつ血糖値をコントロールすることが治療の基本だからです。
しかし糖尿病の食事療法は思いのほか厳しく、1日の摂取カロリーを1400~1800kcalに抑える必要も。普段何も考える好きなものを食べてきた人にとってこの摂取カロリーは“地獄”と言っても過言ではないかもしれません。
そんな中ひそかに注目を集めている糖尿病治療薬があります。それはフォシーガやスーグラに代表される「SGLT2阻害薬」。この薬を飲むだけで血糖値の抑制とダイエット効果の両立が期待できるというのです。
ダイエット目的で美容系クリニックが処方したり、健康な人が個人輸入を用いて購入、使用したりするという話もよく耳にするSGLT2阻害薬。本当に糖尿病対策とダイエットを両立することができる夢の薬なのか?
SGLT2阻害薬とは
これまでの糖尿病治療薬というのは、体内でのインスリンの分泌量を増やしたり感受性を高めたりすることで血液中の糖の吸収を促し血糖値を下げるという働きのものが主だったものでした。
しかし2014年に承認された新しい薬である「SGLT2阻害薬」は違います。従来のようにインスリンの働きによって血糖値を下げるのではなく、血液中の糖を尿として積極的に排出することで血糖値を下げようという画期的な治療薬なのです。
SGLT2阻害薬の作用
腎臓の糸球体では血液を濾過した「原尿」が作られています。
ただ、濾過されているとはいえこの原尿にはアミノ酸やミネラル、ナトリウム、ブドウ糖など多くの栄養素が残留しており、尿細管を通過する過程においてそのほとんどが再吸収され、最終的に残ったものが“尿”として排出されます。
そんな再吸収を行う尿細管においてSGLT2はブドウ糖を再吸収する働きがあるため、健康な人の場合SGLT2の作用によって尿糖が出ることはありません。
しかし、ブドウ糖が再吸収されるということは、体内に糖を留まらせるということを意味します。健康な人であれば問題ない一連の作用も、糖尿病患者にとっては血糖値が下がらない原因でもあるのです。
そこに目を付けたのがSGLT2阻害薬。ブドウ糖の再吸収を担うSGLT2の働きを阻害することで糖を尿によって排出。それにより血糖値を下げるという、これまでにない画期的な糖尿病治療薬といえるでしょう。
SGLT2阻害薬のダイエット効果
SGLT2阻害薬には原尿からの糖の再吸収を抑制し尿と一緒に排出するという作用があるため、結果として体内への糖の吸収を抑える効果が期待できることに。
本来であれば食事などにより上がってしまった血糖値を下げるため、膵臓がインスリンを分泌し細胞内に糖を取り込むことで血糖値を正常値まで下げます。その取り込まれた糖こそが肥満の原因でもあります。
一方、SGLT2阻害薬であれば細胞内に糖を取り込むことなく血糖値を下げられる。となればダイエット効果にも期待が集まるのは必然といえるでしょう。
実際、SGLT2阻害薬の服用によってどのくらいの体重減少が見られるのかを調べた臨床試験が数多く行われており、しっかりと結果を残しているのです。
名古屋大学で行われた試験では、2型糖尿病患者61名に対しSGLT2阻害薬を4ヶ月投与したところ、平均して体重が2.6kg減り、HbA1cも7.2から6.8に減少。内臓脂肪の面積においても約10平方センチメートル減少するという結果に。
SGLT2阻害薬を服用した場合、24時間で排出される糖質量は60~100gとされます。これはカロリー換算で240~400kcalに相当。そう、考えようによってはこの分のカロリーを余分に摂取しても体重に影響を与えないとも。
SGLT2阻害薬はこの作用により「ダイエット薬」として注目を集めることに。
健康な人がダイエット目的でSGLT2阻害薬?
SGLT2阻害薬をただ飲むだけで300kcal前後のカロリーを労せず消費できる…美味しいものを食べたい、でも体重も減らしたいという欲張りな人にとって夢のような薬ですよね。
ちなみにこの300kcalというカロリーは、スナック菓子ならポテトチップス1袋分(60g)、ご飯なら2分の1合強、板チョコであれば1枚分(50g)に相当します。これだけ余分に食べることができれば満足感も得られやすいですよね。
それだけに糖尿病ではない健康な人がSGLT2阻害薬を服用するケースが散見されます。美容クリニックにおいてダイエット目的で処方されたり、個人輸入を用いて購入したりするなど、入手のハードルも高くない。
実際、大手個人輸入代行業者が取り扱うSGLT2阻害薬「フォシーガ」の口コミを見てみると、糖尿病対策ではなくダイエット目的で使用しているという人の投稿が圧倒的に目立ちます。しかも相当数の人が使っている。
つまり、SGLT2阻害薬は本来糖尿病の治療薬ではあるものの、ダイエット目的で使用している人も非常に多いというのが実情なのです。
SGLT2阻害薬の副作用やデメリット
そうはいってもSGLT2阻害薬は糖尿病の治療薬。れっきとした医薬品です。ダイエット効果もさることながら、その弊害…つまりは副作用やデメリットも気になるところですよね。
糖尿病の人であれば「血糖値を下げる」という大義面分のもとSGLT2阻害薬の使用に躊躇いはないでしょう。しかし仮に健康な人がダイエット目的で使用する場合はどういった弊害やデメリットが存在するのか?
SGLT2阻害薬服用による副作用やデメリットを詳しく見てみましょう。
脱水症状
腎臓の糸球体で作られた原尿のほとんどは尿細管を通る過程においてそのほとんどが再吸収されます。
しかし、SGLT2阻害薬を服用すると選択的にブドウ糖の再吸収を抑制するため、結果として尿量が増えることになります。そうなると危惧されるのが“脱水症状”。
そのためSGLT2阻害薬を使用する場合は意識的に水分を多く摂る必要があります。
尿路感染症
SGLT2阻害薬服用において最も気になる副作用が「尿路感染症」や、女性の「性器感染症」です。
SGLT2阻害薬は意図的に糖を尿と一緒に排出する…つまり尿糖が出る状態を作り出す薬ともいえます。糖というのは細菌の栄養になりやすい性質があるため、尿路や性器に感染症が広がる恐れがあるのです。
排尿痛や残尿感などが現れる膀胱炎に加え、最悪のケースでは急性腎盂腎炎になることも。
SGLT2阻害薬を服用しはじめてからトイレが近くなった、おしっこをする時に痛みがあるなど排尿になんらかの違和感を覚えるようであれば、すぐに使用を中止し泌尿器科を受診するようにしましょう。
低血糖
SGLT2阻害薬は糖を尿と一緒に排出することで血糖値を下げるのが目的の医薬品であるため、場合によっては低血糖を引き起こす可能性があります。
特に注意するべきはインスリンやインスリン分泌促進薬を使用している糖尿病患者。これらの薬や注射をこれまでと同じ量使用しながらSGLT2阻害薬を追加することには大きなリスクが伴います。
医師の判断のもと、SGLT2阻害薬を追加する一方でインスリンやインスリン分泌促進薬を減薬するのであれば問題ありませんが、個人輸入などで安易にSGLT2阻害薬を追加することは避けるようにしましょう。
一方、健康な人が常識の範囲内で服用する分には低血糖を引き起こすことはほとんどないものの、極端な糖質制限を行ったうえでSGLT2阻害薬を服用する場合は注意が必要になります。
尿糖に陽性反応
ブドウ糖を尿と一緒に排出させるという性質上、当然ながら尿糖は陽性になります。そのため健康診断を受ける際は1週間前くらいから使用を控えたほうが無難でしょう。
ちなみに血糖値が170mg/dLを超えると尿細管での再吸収が追い付かず尿糖が出始めます。SGLT2阻害薬の使用を控えてもなお尿糖が陽性になるようであれば、血液検査を受け血糖値とHbA1cを確認するようにしてください。
出費
副作用ではありませんが、SGLT2阻害薬を使用するにあたり考えられるデメリットのひとつが「出費」です。
スーグラやフォシーガ、ルセフィなど複数の種類が存在するSGLT2阻害薬は比較的新しい薬ということもあってか薬価は1錠200~300円と高めの設定になっています。
健康保険を適用しても1ヶ月分の薬代は2,000~3,000円ほど。そこに診療費やなどがかかってくるため、1ヶ月3,000~4,000円の出費は覚悟しておく必要があるでしょう。
個人輸入を用い海外のSGLT2阻害薬を購入するにしても同じくらいの費用がかかります。保険適用ではないうえに時間や交通費がかからないことを考えれば決して悪くはない選択ではありますが、薬代としてはやや高価と言わるを得ません。
まあ、まったく効果がないであろう、高価で胡散臭いダイエットサプリメント飲むことに比べればはるかにお得ですけどね。
SGLT2阻害薬には思わぬ効果やメリットも
糖尿病患者であればまだしも、健康な人がダイエット目的でSGLT2阻害薬を服用するというと、副作用などネガティブな面がどうしても気になるところ。しかしSGLT2阻害薬にはダイエット効果以外にも複数のメリットがあります。
心血管疾患リスクの低減
近年SGLT2阻害薬の服用によって心不全などの心血管疾患のリスクが低減することが明らかになっています。
しかもこれはマウスなどの動物実験レベルの話ではなく、数万人、数十万人規模に及ぶ2型糖尿病患者の調査によって裏付けされているデータで、どの調査や解析においてもこの傾向は一貫しているとのこと。
事実、日本循環器学会が策定する「急性・慢性心不全診療ガイドライン」においても複数の無作為介入臨床試験などによって科学的根拠(エビデンス)が実証されていると記されるほど。
SGLT2阻害薬が心不全の予防に効果的な理由については完全に解明されていないものの、糖と一緒にナトリウム(塩分)の排出を促すことによる血圧低下作用や、ダイエット効果による内臓脂肪の低減が背景にあるという見方も。
この結果はあくまでも2型糖尿病患者に対してのものなので、健康な人のSGLT2阻害薬使用が心血管疾患の予防に繋がるかは未知数。
ただ、現在太り気味であったり血糖値や血圧が高めだったりするようであれば、SGLT2阻害薬によるダイエット効果や降圧作用による心不全予防に一定の期待を持てるのではないでしょうか。
臓器保護効果
SGLT2阻害薬は心臓のみならず様々な臓器の負担を減らすという試験結果や調査結果が報告されています。とりわけ腎臓と肝臓への負担軽減や保護効果は臨床レベルで実証されているもの。
これらはメタボリック症候群や糖尿病によってダメージを受ける典型的な臓器であり、血糖値の低下や再吸収を行わないことによる腎臓の負担軽減、ダイエット効果によるメタボ解消などが背景にあると見られています。
健康な人が臓器保護目的でSGLT2阻害薬を服用するのは論外ではあるものの、様々なリスクを抱える肥満の解消を目的とするのであれば、それは結果として将来の疾病リスクを減らすことに繋がるのかもしれません。
がん予防
心不全、臓器負担の軽減など、血糖値の改善やダイエット効果のみならず様々なメリットが明らかになっているSGLT2阻害薬。実は「がん」への予防効果も取りざたされています。
中でも「カナグル」に使用される「カナグリフロジン」には胃がんや大腸がんの予防効果が、「フォシーガ」の主成分である「ダパグリフロジン」にも抗がん作用が確認されています。
これらについてはまだ研究段階なので参考程度にしてなりませんが、臨床試験などを経て将来的にがんの予防効果が実証される可能性は十分にあるかと。
SGLT2阻害薬の入手方法
ダイエット効果のみならず様々な予防効果や疾病リスク低減も期待できるSGLT2阻害薬。副作用の存在を鑑みても大きな魅力を感じざるを得ません。
とはいえSGLT2阻害薬はあくまでも糖尿病治療薬。正攻法でこの薬を手に入れるには病院を受診したうえで医師から「SGLT2阻害薬の投与が必要」と診断される必要があります。
はっきり言ってしまえば健康な人がダイエット目的でSGLT2阻害薬を処方してもらうのは不可能に近い。
一部の美容クリニックではダイエット目的でこの薬を処方しているケースもありますが、保険適用外であるため非常に高価。
保険適用であれば1錠あたり200~300円くらいの薬価なのに対し、美容クリニックでは1錠500~1,000円で処方しているケースも。自由診療とあって国が決めた薬価に縛られる必要がないため、価格設定は医師の自由なんですよね。
糖尿病でもない限り一般的な病院で処方してもらうことはできない薬だからか、痩せたい人の足元を見ているともいえます。
個人輸入で購入
SGLT2阻害薬はスーグラやフォシーガ、ルセフィ、カナグルなど複数の種類が存在します。その中で個人輸入代行業者を通じて手に入りやすいのが海外製の「フォシーガ」です。
フォシーガは日本の医療機関でも処方されているSGLT2阻害薬で、販売はオプジーボなどで知られる小野薬品工業。製造販売元はイギリスに本社を置くアストラゼネカとなっています。
上記パッケージを見ても分かるように、海外製のフォシーガにはしっかりと「AstraZeneca(アストラゼネカ)」の文字が。ジェネリック医薬品ではなくれっきとした先発薬なので信頼性に不安は一切ありません。
価格は10mg28錠で4,000円前後。日本のフォシーガ10mgの薬価が1錠290円なので約半額ということに。まあ日本の医療機関で処方を受けられれば保険適用により2,500円ほどなんですけどね。
ただ、フォシーガを処方してもらうには糖尿病である必要がありますし、初診・再診料や診療費、処方料に加え、受診する手間まで考えると海外製の4,000円は決して高くない。そもそも処方してもらうハードルも高いですしね。
フォシーガは5mgと10mgが存在し、まずは5mgから試すのがセオリー。ダイエット目的で服用するのであれば5mgに留めるべきで、10mgを購入し2分割して使えば4,000円で2ヶ月近く持つ計算に。下手なダイエットサプリより安い。
糖尿病ではないためSGLT2阻害薬を処方してもらえない人はもちろん、現在糖尿病を患っており、医療機関でSGLT2阻害薬を処方してもらえる環境下にある人でも購入を検討するに値するのではないでしょうか。
SGLT2阻害薬とダイエットのまとめ
SGLT2阻害薬は糖尿病治療薬ながら、糖を尿と一緒に排出するという作用によりダイエット効果も期待できる医薬品。
しかもダイエット効果はダイエットサプリメントのような胡散臭いものではなく、複数の臨床試験によって裏付けされた確かなもの。
その効果は1日約300kcal分。好きなものを好きなだけ食べられる…というレベルではないものの、小腹を満たす程度のお菓子や間食であれば十分ペイできる数字。1日1800kcalしか食べられないのと2100kcal食べられるのとでは大違いですからね。
一方で、SGLT2阻害薬を使用するのであれば副作用に対する正しい知識は必須。普段より水分を多めに摂ることを心がけつつ、尿路感染症や性器感染症のリスクが高くなる点を受け入れる必要があります。
逆に考えれば、それさえ守ることができればこれほど心強い存在はない。個人輸入代行業者を通せばフォシーガが比較的安価に手に入るのも大きなメリットといえます。
SGLT2阻害薬は副作用リスクが存在する医薬品であるだけに、ダイエット目的の使用にはためらいが生じるのも確か。
SGLT2阻害薬を使用せずとも無理なく痩せることができるのであればそれに越したことはないでしょう。しかしそれが非常に難しい。
どうしても痩せることができず、それが健康面に悪影響を及ぼすくらいなら、SGLT2阻害薬を使用して痩せたほうがずっと健康的なのではないのか…そう思わずにはいられない自分が存在します。
血糖値を下げダイエット効果もあるSGLT2阻害薬
これといった自覚症状がないままじわじわと血管を蝕み続ける糖尿病。それだけに健康診断などで血糖値やHbA1cの高さを指摘されても放置している人は驚くほど多く存在するのが実情。
糖尿病治療は本来であれば食事療法と運動療法を軸に、補助としてインスリン注射や経口薬を用い血糖値を正常値もしくはそれに近い数値での安定を目指します。
そうすることで体重の減少・維持と血糖値・HbA1cの効果が望めるから。しかし現実問題として食事制限や運動療法は決して楽なものではなく、またそれを一生続けなければならないという終わりなき苦行でもあります。
そういった背景に加え、受診するのが面倒くさい、行くたびに医師に「痩せなさい」と言われる…などの理由から病院から足が遠のいている人も多いのではないでしょうか。
しかし、当サイトで口を酸っぱくして述べているように、糖尿病は様々な合併症を引き起こす極めて恐ろしい病気です。血糖値が高い状況はもちろん、糖尿病リスクを高める肥満も放置するべきではありません。
もしどうしても病院に行きたくない場合は、個人輸入代行業者を通じ、日本でも処方されているSGLT2阻害薬「フォシーガ」を購入するという方法も。
SGLT2阻害薬は血液中の糖を積極的に尿と一緒に排出するという画期的な糖尿病治療薬。
従来の経口薬のように細胞内に糖を取り込むインスリンに頼ることなく血糖値を下げられるため、1日250~400kcal相当のダイエット効果があることが複数の臨床試験で実証されています。
それだけに健康な人がダイエット目的で使用する事例が後を絶たないほど。
本来であれば医療機関を受診し、適切な治療と指導を受けたうえで治療薬を処方してもらうべきところ。しかしそれができないようであれば、最低でもフォシーガなどで血糖値や体重の低減を図ってほしいと感じています。
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